[book]ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

少し前に書かれた本ですが、マルコム・グラッドウェル著ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すかを読みました。
カバーにとても惹かれて買いました。勝間さんも紹介していた本です。確か。



まず、ティッピングポイントの意味ですが、直訳すると傾く点。物事の流れが変わる点のことを表しています。

犯罪発生数の急激な減少、梅毒の拡大、自殺者の急増、セサミストリートの成功などいくつかの事例に対して、科学的な分析からティッピングポイントを見つけていき、法則を導き出したというものです。
少数者の法則、粘りの法則、背景の力が挙がっていました。

少数者の法則は80:20の法則があり、物事は20%の人間に左右されるということです。コネクター、メイブン、セールスマンが20%の人間です。
これらについてはジェフリー・ムーア著キャズムが参考になるかと思います。人間の種類をもう少し細かく分解して、新しいにすぐ飛びつく人と一般人との間のキャズムという溝の超え方が書かれています。キャズムを超えると流行りますよね。
こちらも面白い内容でした。


粘りの法則は物事が継続するには粘りが必要だということです。セサミストリートが流行ったのは子供のテレビの見方を分析して、キャラクターやシーンに粘りを与えたためです。
ここは先日読んだあたりまえのアダムスに繋がる内容だと思います。

背景の力は、物事に背景が影響を与えているということです。
周囲に人が多数いる場合といない場合に人が倒れたときに助けるか助けないか、幼少期に親から愛情を受けていない子供と愛情を受けた子供の性格の違いなどは環境などに影響されています。

一見関係がないと思えるような所にティッピングポイントがあり、そこに注力するだけでキャズムを超えるようです。分析の事例も方法も面白かったです。

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何かぼんやりと勉強会をしたいなぁと思っています。
ネタ募集中です。
関西で開催する予定ですので、関西の方はお楽しみに!
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